3カ月でエステ事業売上160%UP! オーダーメイドスーツ×脱毛で、“トータルで男前をつくる” 

オーダースーツサロンに脱毛器を導入したメリットをお伺いいたしました。

（オーナー 野勢まりこ様/エステティシャン 宇野あいり様）

“トータルで男前をつくる”ための、脱毛

—脱毛メニューの導入を検討されたきっかけを教えてください。

野勢：スーツをオーダーメイドしてくださっているお客様に、なぜこのサロンを選んだのかとお尋ねしたところ、「女性目線がいい」と言われたんです。女性が選ぶと女性に褒められ、モテるんですね（笑）。

ならば「服だけでなく顔面力も高めましょう」と、メンズのフェイシャルエステを始めました。ただ、男性はお顔のケアよりも、どちらかというと脱毛に興味をお持ちの傾向があったので、じゃあ脱毛も、という経緯です。最近は“毛はない方が美しい”というトレンドですし、このサロンでは“トータルで男前をつくる”、トータルビューティを目指しているので、そこに向けて必要なものを取り入れています。

―脱毛への男性の意識、ニーズをどのように実感されますか。

宇野：30代のお客様は、結構な割合で既に脱毛を経験されていて、40代の方は介護脱毛などで興味をお持ちの方が多いですね。ヒゲ回りはもちろん、VIOから入る方もいらっしゃいますし、いずれにしても関心は高い印象です。

野勢：営業職の方が、お客様の前で手を出したときに自分の手の毛が気になる、とおっしゃっていたのを聞き、ビジネスシーンでのニーズも改めて感じました。

決め手は、お試し感覚で始められる価格設定

—さまざまな脱毛機械がある中で、REMILA premium＜レミラプレミアム＞を選ばれた理由を教えてください。

野勢：REMILAを導入されている美容室の方に、ご紹介いただきました。正直なところ、機械の性能はどこも大差ないと思っていて、当初は他社で検討していたのですが、価格と使いやすさの面でリサスティーさんにお願いしました。

脱毛を本業にするわけではないので、“試してみて、うまくいけばいいかな”くらいの、算入しやすい価格設定がよかったですね。

—人気のメニューを教えてください。

宇野：全身です。パーツから始め、最終的に全身に行く方もいらっしゃいます。興味はあっても『脱毛サロンの扉をたたく程には…』という方が多いかもしれません。医療脱毛に通っていたところを、こちらに変えていただいた方もいらっしゃいます。

「すごく、いい」 男性脱毛のニーズ大

—脱毛の効果や、お客様からの反応はいかがですか。

宇野：先日、長期入院された方が、入浴できなくても清潔に保ちやすく「やっておいてよかった」とおっしゃっていました。夏場に蒸れなくていい、というお声もありますし、ご自身で脱毛されて「これはやった方がいい」と知人に薦めてくれる方もいらっしゃいます。

男性は、女性に比べて即効性を求める傾向があるので、そこは「完了までに時間と回数はかかりますよ」と度々お伝えしています（笑）。

野勢：印象深いのは「（脱毛して）すごく、いい」とおっしゃってくれる方。脱毛してお肌をケアすることで、“自分を大切にしている”感覚を初めて味わわれているのか、そこからフェイシャルなど、ご自身のケアに目覚める方もいらっしゃいます（笑）。

—脱毛メニューの導入を、どのようにお客様にお知らせされていますか。

野勢：このサロンでは、スーツ事業も含め、不特定多数のウエブ集客はしていません。信頼できるお客様だけに来ていただくために、あくまで、お知り合いや口コミが中心。お声がけするのは会員制の経営者会でのみで、スーツも脱毛も、質を重視して集客しています。

その上で、経営者の会で知り合った方にお伝えしたり、お試しのキャンペーンチケットをお配りしたり。スーツを作っていただいた方へのヒゲ脱毛プレゼント企画も実施しましたし、店頭にはオリジナルで制作したチラシも置いています。私のFacebookに載せたところ、知人からも問い合わせが何件かあり、需要を実感しています。

—既存のスーツ事業へのお客様には、どのように脱毛をご提案されていますか。

野勢：“見られる”ことへの意識が高い方々なので、会話の中でフランクに「脱毛されていますか？」とお尋ねしています。

化粧品会社にお勤めの方に「商品を扱うときに、手の毛はない方が印象もいいですよ」とお伝えしたところ、「言われるまで気づかなかった」と、現在は手のケアに通ってくださっています。

スーツを作る“ついで”の脱毛で、男磨き

—脱毛メニューを入口に、新規で顧客になられた方もいらっしゃいますか。

野勢：脱毛に通われる方の多くは、スーツやシャツを作りにいらした既存のお客様ですが、脱毛を入口に新規でお越しいただく方もいらっしゃいます。そういった方も、最終的にはスーツやジャケット、シャツなどつくっていただく方がほとんどなので、相乗効果を生むビジネス展開がつくれていますね。

—お客様は、なぜ脱毛サロンでなく、こちらのオーダーメイドスーツ店で脱毛することを選ばれるのでしょうか。

宇野：オーダーメイドサロンという特性上、ちょっとこっそり通えるというのがいいのかもしれません。顧客層は経営者の方などが多いので、銀座の奥まった隠れ家的な場所で、お仕事の“ついでに”立ち寄れる、スーツやジャケットを作る“ついでに”ケアできる、といったスムーズさもあると思います。

野勢：もしかしたら、知り合いだから信頼できて安心、というのもあるかもしれませんね。ここでは、本当にいいと思ったものしかオススメしませんから。
Facebookには価格も載せたので、価格面もありそうです。脱毛サロンに比べてかなりお安く提供しているので、相場をご存じの方は値頃感も感じられるはずです。

—男性の全身脱毛を女性セラピストが担当することで、お客さまに恥ずかしがられませんか。

宇野：みなさん初回は緊張されたり、落ち着かなかったり。でも初回だけです。すぐに慣れてリラックスいただけますし、なんでも話せる相談室のようになっています（笑）。

お客様満足の向上＆エステサロン売上、3カ月160%UP！

—脱毛メニューを取り入れたことで、売上などにどのようなインパクトが出ましたか。

野勢：エステサロンの売上が3カ月間で160%アップしました。エステを稼働させているのは週に数日のみなので、稼働率とレンタル費用を踏まえても非常に効率がいいと思います。

宇野：お試し体験で脱毛された方も、継続して何かしらの回数券を購入していただける方が大半。顧客開拓に大きな投資も要らず、毎月コンスタントにお客様が獲得できていることを考えると、効果的なビジネスだと思います。

—REMILAを導入して、一番うれしかったことを教えてください。

宇野：一番は、お客様が喜んでくださることに尽きます。脱毛の方は2週間おきに通ってくださるので、効果への期待も感じますし、それに応えたいというこちらの気持ちも強くなります。脱毛しなければ良かったという方は、お一人もいらっしゃらないはずです。

野勢：コロナ禍で外出が制限され、スーツ事業は大打撃を受けました。その劇的なダメージの中で“脱毛”メニューを新たなビジネスの助けとし、3年をかけて少しずつ取り戻してきての、現在です。

サービスの幅が広がったことでお客様との関係性も深まり、お客様の満足度も上がっているはず。今後はエステサロンの稼働率を上げ、お客様をさらにステキに磨くお手伝いをしていきます。

—ありがとうございました。